1999-07-27 ArtNo.19911
◆<星>Flextech、C&WとのISP合弁協議確認
【シンガポール】シンガポール第2の上場半導体企業Flextech Holdingsは22日、第2級インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)Swiftech Automationの一部持分を英国第2の電話会社Cable & Wirelessに売却する交渉を進めていることを確認した。
消息筋によれば、C&Wの出資を得たならSwiftechはほぼ間違いなくシンガポール第5番目の第1級ISPライセンスを獲得できる見通しだ。
フレクステックは目下Swiftechの18%のシェアを握っているが、転換社債を株式に転換すれば、持分は70%に拡大する。観測筋はフレクステックは最終的に30%の持分を維持し、残りをC&Wに売却するものと見られる。
フレクステック・スポークスマンはこの日ブルームバーグの関係報道を確認するとともに、この種の合弁事業はシンガポールを拠点にしたものになるとし、シンガポール外で合弁を組むとの報道の誤りを訂正した。
シンガポール政府は昨年10月一定の資格条件さえ満たせば、無制限にISPライセンスを発行、国内ISP市場を一層開放する方針を発表している。
シンガポールには、最近ナスダック登録を果たしたパシフィック・インターネットを含め3社がISPサービスを提供しており、先週水曜にはKeppel Telecommunications & TransportationとSingapore Press Holdingsの合弁に成るDataOneに第5のライセンスが発行された。
C&Wはシンガポールを拠点に域内のISP市場を開拓、最近海外事業に積極的に取り組んでいるパシフィック・インターネットと競争するものと見られる。(ST:7/23)
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