1999-07-27 ArtNo.19909
◆<星>シングテル、DBSと共同でモバイルEバンキング
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)とDBSバンクは共同で今年9月から両社の顧客にモバイル・エレクトロニク・バンキング・サービスを提供する。
両社は最新ワイヤレス・インターネット・テクノロジーを用い、両社合わせて300万人を超える顧客にバンキング・サービスを提供する。こうしたサービスには口座残高のチェック/口座振替/請求書の支払い等の他、給与振り込みや本人の同意を経ぬ資金移動がなされた際の通知や警報が含まれる。
DBSバンクのElsie Foh重役(MD)によると、新サービスはいわばバーチャル・ファイナンシャル・アシスタントで、顧客の財産の寝ずの番を引き受け、ローン認可/給与振り込み/定期預金の満期等のイベントの予告や警報を行う。サービス料率等の詳細は9月に改めて発表される。
ソロモン・スミス・バーニーのアナリストによると、両社の提携は賢明な選択と言え、シングテルにとってはその顧客ベースの防衛や携帯電話利用の拡大を図れる。しかしながら移動電話ビジネスの営業額に占める比率が12%に過ぎないことからも、グループ業績へのインパクトはそれほど期待できないと言う。(ST,BT,LZ:7/24)
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