1999-07-26 ArtNo.19907
◆<印度>TVSスズキ、第1四半期純益21クロー10%アップ
【チェンナイ】インドにおける二輪車メジャー、TVSスズキの1999年6月期第1四半期の売上は前年同期比33%増の365.04クローを記録したものの、マイソール工場の最適な利用が図れなかったこと等から、純益は僅か10.12%増の21.21クローにとどまった。
懸念材料は営業マージンが12.11%から11.75%に下降し、金利負担が41.22%アップしたこと。これは主に300クローを投じたマイソールのスクーター工場が昨年から操業を開始したのに伴うもの。
TVSスズキはスクーター市場への果敢な進出により、インド/日本モーターサイクルからモーペッドまで手掛けるフルレーンジの二輪車メーカーになったものの、規模の経済性を実現できるかが課題で、また新製品の投入とブランド・イメージ確立のためのコスト圧力がマージンの縮小を招いたものと見られる。
1999年3月期年度に同社はモーペッド33万4000台(+14%/52%)、モーターサイクル26万8000台(+26.4%/23%)、スクーター10万10000台(+40.3%/7.5%)を販売した。括弧内は成長率/市場シェア。(IE,THBL,ET:7/24)
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