1999-07-26 ArtNo.19894
◆<星>STグループ、CSMを近くナスダックに登録
【シンガポール】シンガポールの主要な政府系企業グループ、Singapore Technologies Pte Ltd(STPL)は傘下のChartered Semiconductor Manufacturing Ltd(CSM)/ST Assembly Test Services Pte Ltd(STATS)/Singapore Food Industries Pte Ltd(SFI)の公開上場を計画しており、CSMと半導体産業向け試験/包装サービスを手掛けるSTASは米国ナスダックへの登録が目指されている。
STPL社長兼CEOのHo Ching女史が22日、外人記者クラブ主催の午餐会の席上語ったところによると、世界第3位の半導体ウエハー製造会社に数えられるCSMは今年11月から明年3月の間にナスダック登録を申請する。
CSMは1996年2月にもナスダックへの登録が図られたが、米国のハイテク銘柄に動揺が生じたことから見合わされた経緯が有る。最近米国のハイテク企業株が値上がり、活況を呈する中で、CSMのナスダック登録計画が復活した。CSMは5月に営業額の40%の成長を予告したが、ドイツ・モルガン・グレンフェル・アジアはCSMの99年売上を8億9380万Sドルと予想している。
ホー女史によると、STPLは傘下企業を世界的な企業に仕立て上げることを目指しており、公開上場はその手段の1つ。個々の企業をそれぞれ優秀なマネージメントの独立経営に委ね、最終的にはグループ企業全てを上場させるのが目標と言う。(ST,BT,LZ:7/23)
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