1999-07-23 ArtNo.19881
◆<星>Ossia、Eコマース進出目指しインターネット企業買収
【シンガポール】地元のマーケッティング/ディストリビューション・グループ、Ossia Internationalは、Eコマースを通じたディストリビューション・チャンネルの強化を目指し、地元のインターネット会社Gatecrash.com Corpの51%の権益を買収する。
オシアのジョージ・ゴー会長が21日発表したところによると、同社はX-Mediaとの協定の下、向こう2年間にゲートクラッシュに少なくとも200万Sドルを注入、ゲートクラッシュはオシアとXメディアの合弁事業になる。オシアのゲートクラッシュへの投資は5年内に1000万Sドルに拡大される。
オシアは7ヶ国に3000の従来型ディストリビューション・チャンネルを有するが、Eコマースは成長を加速する新チャンネルと言える。同社はこの新チャンネルを通じて来年は売上の20%拡大を目指す。
オシアは伝統的なマーケッティングとディストリビューションを強味とし、Xメディアはインターネット領域の豊富な経験を有する。これは言ってみればエンタープラナーとテクノプラナーのパートナーシップであり、ゲートクラッシュ・コムを次代のアマゾン・コムやヤッフー・コムに変身させることを目指す。
Eコマースの導入でコスト削減とマージンの拡大が見込める。アジアのインターネット人口は現在の1100万人から2001年の4200万人に拡大、シンガポールのEコマース売上も2001年には16億米ドルに達する見通しだ。
米国の例からも明らかなように、同じ製品やサービスのプロバイダーも、インターネットを手掛けるか否かで、その株価に大幅な差が生じる。したがってゲートクラッシュ・コムはオシアの株主にも大きなメリットをもたらす見通しだ。
ゲートクラッシュのErnest Eu重役(CEO)によると、同社は向こう6~12ヶ月間に25万Sドルの広告収入が見込め、3年で利益を計上出来る見通しだ。将来はオーストラリア、香港、マレーシアへの進出も図ると言う。(BT,ST,LZ:7/22)
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