1999-07-22 ArtNo.19864
◆<星>6月の国産非石油製品輸出成長率7.5%に鈍化
【シンガポール】シンガポールの6月の国産非石油製品輸出の伸びは、ディスク・ドライブ輸出の低迷に祟られ、5月の15.5%から7.5%に顕著な鈍化を見た。
貿易開発局(TDB)が20日発表したところによると、ディスク・ドライブ輸出が7.9%の下降を見たにも関わらず、国産電子製品輸出は1.8%のプラス成長を維持した。また国産非電子製品輸出は19.8%の成長を見た。
品目別に見ると特に集積回路(IC)輸出は10.8%、プリント基板アセンブリー(PCBA)輸出は5.6%の成長をみた。薬品の欧州連合(EC)向け輸出とディスク・メディアの日本向け輸出の好調が、ディスク・ドライブ輸出の不振を補った。
非石油製品の対米輸出は主にディスク・ドライブとプリンター輸出の不振で2.5%ダウンしたが、半導体/コンピューター周辺機器/薬品の対米輸出は拡大した。非石油製品のEU向け輸出は2.8%、マレーシア向けは12.2%、日本向けは61.1%の成長を見た。
主にICと半導体部品の輸入の増加から非石油製品輸入は9.2%の成長を見たが、やはり5月の15.6%の伸びには及ばなかった。ちなみに3カ月移動平均で見ると6月の国産非石油製品輸出は10.3%の成長を見ており、5月の7.2%を上回っている。また非石油製品輸入の伸びは10.5%となる。(BT,ST,LZ:7/21)
|