SEAnews 1999-07-21 ArtNo.19853

【クアラルンプル】多国籍企業を含む多くの製造企業がマレーシアで稼いだ利益をマレーシアにおける事業の拡張や多角化プロジェクトに再投資している。
マレーシア工業開発局(MIDA)のザイナル・アビディン・スロン会長が18日ＭＢＴ紙に語ったところによると、1997年半ばの金融危機以来外資系製造会社は、内部留保金を利用した事業の拡張や多角化を積極化しており、これらの企業のマレーシア経済に対する信頼のほどが窺える。
ＭＩＤＡが今年初5ヶ月間に認可した拡張／多角化プロジェクトは160件と、同期に認可した製造業プロジェクト314件の半ば以上を占めた。1997年及び1996年の統計では、同比率は40％と42％にとどまっているが、1998年に認可された423件の製造業プロジェクトでは約50％に拡大している。
製造業投資認可総額も1996年342億Ｍドル、1997年258億Ｍドル、1998年264億Ｍドル、1999年初5カ月76億Ｍドルと、第2次工業マスタープラン(IMP2)に掲げられた年間250億Ｍドルの目標を実現していると言う。(MBT:7/19)