SEAnews 1999-07-20 ArtNo.19840

【クアラルンプル】クアラルンプル市内一等地の3ベッド・ルーム・コンドミニアムの価格と賃貸料は年末までにさらに各9％と13％の値下がりが見込まれる。
不動産コンサルタント会社Rahim & Co Research Sdn Bhdが16日発表したところによると、不動産価格と賃貸料が各26％と35％下降した1998年に比べると、1999年の市場動向には安定化の兆しが見られる。
ペナンやジョホール、その他の地域のコンドミニアム市場の動向はクアラルンプルのそれに準じたものになる見通しだ。
ラヒム＆Ｃｏの“クアラルンプル・コンドミニアム・マーケット1998／99”報告書によれば、コンドミニアムのストックは1999年末の6万5183ユニットから2000年末の7万3596ユニットに13％の増加が見込まれる。月間販売数は平均1500ユニット。
クアラルンプル市内一等地の3ベッド・ルーム・コンドミニアムの1999年末の賃貸料はサービス料込みで3000～5000Ｍドル、二等地については1750～2750Ｍドルで、年間10％の下降が見込まれる。
この種の物件の今年末時点の不動産価格はクアラルンプル市内の一等地では平方フィート当たり350～400Ｍドル、二等地では同180～290Ｍドルと予想される。
クアラルンプル市内には、1998年時点で5万7227ユニットのコンドミニアムが存在し、内50％以上がハイエンド住宅。この種のハイエンド住宅は主に外国人駐在員に賃貸されている。(STAR:7/17)