1999-07-20 ArtNo.19838
◆<馬>アナンダ・クリシュナン氏、ロンドン展示ビジネスに関心
【クアラルンプル】通信/放送/不動産開発等幅広い事業を展開する地元ビジネスマン、アナンダ・クリシュナン氏は地元企業カントリー・ハイツ・ホールディングズBhd(CHHB)と手を結びロンドン・エキシビション・センター(LEC)プロジェクトに関する商談を進めている。
CHHBの創業者Tan Sri Lee Kim Yew重役(MD)が16日語ったところによると、アナンダ氏はCHHBのロンドンにおける目覚ましい成功に注目、豊富な資金を有する傘下のタンジョン Plcを通じてLECプロジェクトに参加する方式を検討している。
巷間にはタンジョンがCHHBの権益を買収するのではないかとの噂が伝えられていた。アナンダ氏の私的投資会社Usaha Tegas Sdn Bhdは昨年3月の時点では、証取上場のゲーム会社CHHBの33.20%の権益を保持していた。
一方、CHHBは傘下にロンドン拠点のHighpine LtdとLines Pte Ltdを有し、LECの主要株主でもある。CHHBはLECのオーナー、ロンドン・インターナショナル・エキシビション・センター・ホールディングズ(LIEC)の42.7%のシェアを保持する。LIECの株主にはこの他、展示会社Reed Exhibitors and Miller Freeman(22%)、英国政府をバックとするイングリッシュ・パートナーシップ(7.5%)、請負業者Sir Robert McAlpine(3.3%)が名を連ね、残りの24.5%のシェアは小口投資家が保持している。
ロンドンの新オフィス街Canary Wharfに来年11月の完工を目処に建設中のLECの展示スペースは6万5000平米と、ロンドン最大の催し物会場になるはずで、当初5年間に3億2100万ポンドの売上が見込まれている。第1期工事では9000平米のセミナー会場と4500平米の会議場が、第2期工事では4万5000平米の展示場/2万平米の小売スペース/1万4500平米のトレード・マーケット/1000室のホテル/150ユニットのアパートが設けられる予定だ。(NST,MBT,STAR:7/17)
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