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1999-07-20 ArtNo.19835
◆＜星＞アドビ、アジア・プロダクション・センター設置
【シンガポール】米国拠点の出版／イメージング・ソフトウェア・ジャイアンツ、Adobe Systemsは、シンガポールをアジアにおけるプロダクション・センターに選んだ。
アドビシステムズのGraham Freeman上級副社長(世界販売／支援担当)によると、今年末までに複数の地元情報技術(IT)業者とソフトウェアのアウトソーシング契約を結ぶ方針だ。同社は目下潜在パートナーとの交渉を進めており、今年末には計画が実現するものと見られる。同社は香港、台湾、マレーシア、中国等の候補地も検討した後、シンガポールにアウトソーシング拠点を設ける方針を決めたが、これにより少なからぬ税コストを削減できる見通しだ。
フォトショップ・ピクチャー・プログラムで知られるアドビシステムズがシンガポールに設けた地域本部は、日本を含むアジアのみならず、南アメリカの事業も統括することになる見通しだ。
今年11月期の年間売上は10億米ドルが見込まれ、内アジアが5～6％のシェアを占める見通しだが、米国と欧州ビジネスが10％程度の成長が見込まれるのに対してアジア・ビジネスは70％の成長が予想されると言う。(ST:7/17)
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