1995-06-14 ArtNo.1983
◆<泰>ラムチャバン港、100万TEUコンテナ処理目指す
【シンガポール】タイのラムチャバン港は今年50万TEU(20フィート・コンテナ換算単位)、来年は100万TEUのコンテナ処理を目指している。
ラムチャバン港のKarn Tantivejakul局長(MD)が最近当地で語ったところによると、ラムチャバン港のコンテナ処理量は91年の僅か2406TEUから92年3万3705TEU、93年の21万8526TEU、94年の37万6731TEUと、急成長を遂げてきた。政府は96年までに混雑するクロントイ港の処理量を100万TEUに引き下げ、ラムチャバンのそれを100万TEUに引き上げる計画だが、クロントイの処理量は93年の127万TEUから94年の139万TEUにかえって拡大している。タイの中小海運会社や運送会社はティー・マネーと称する役得もあるクロントイ港に執着しており、コンテナ処理のラムチャバンへのシフトは決してスムーズに運んでいない。しかし、ラムチャバンの設備は日に日に改善され、ラオスやカンボジアへのゲートウェーとしての有利な条件も備えているため、発展の潜在性は大きいと言う。(BT:6/13)
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