1999-07-15 ArtNo.19788
◆<星>ギケン・サカタ、Y2Kで不測の事態に対応準備
【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場の電子会社ギケン・サカタは13日、会計システムと送り状システムは依然として、Y2K(2000年)問題を完全に克服していないが、営業システムの中枢が影響を受ける恐れはないとのステートメントを発表した。
同社がSESに報告したところによると、外部コンサルタントを指名して対策を講じており、8月までには完了する見通しだ。同社のハードウェア及びソフトウェアのサプライヤーは2000年の最初の2週間は不測の事態に備え待機、必要が有れば設備の交換を行う。仮に主要な設備や機械が故障した際には、下請け業者の支援を受ける態勢も整えていると言う。
一方、電子部品業界が直面する厳しい競争環境は持続する見通しで、今年は同社に対して値下げを求める顧客の圧力も強まるものと見られるが、生産コストの削減や経営効率の向上を通じて乗り切りを図る。
昨年通年の純益は前年比37.4%増の280万Sドルを記録したが、営業額は3.3%減の1億2900万Sドルだった。取締役会は今年も同レベルの業績を維持できるものと見ていると言う。(BT:7/14)
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