1999-07-15 ArtNo.19787
◆<星>シーゲート、サプライヤー・ベースを更に25%カット
【シンガポール】昨年納入業者の4分の1を切り捨てたシーゲート・テクノロジーは、サプライヤー・ベースをさらに25%縮小する方針を明らかにした。
シーゲートのDave Wickersham副社長は13日催された初のサプライヤーズ・デーに参集した納入業者約180社の幹部に以上の消息を明らかにするとともに、シーゲートの製品や製造プロセスのニーズに応じる積極的姿勢を示さぬサプライヤーとの契約は継続されないだろう警告を発した。同氏は納入業者を削減するタイムフレームも、如何なるタイプのサプライヤーが対象になるかも明らかにしなかったが、同じ品目を異なるサプライヤーに発注することは避けられ、少数のサプライヤーとの緊密な関係の構築が図られると語った。
この日集合した180社のサプラーヤーの内、約70%はアジア拠点の業者で、その多くが低付加価値のメタル・ベースプレートやディスク・ドライブ・カーバー等の製造を手掛けている。
市場調査会社IDCはその報告書の中で、ディスク・ドライブの出荷ユニット数が今年11.8%、来年は14%の伸びが見込まれるものの、売上は横這いと予想しているが、Mike Stears上級副社長は、以上の数字を引き、これは向こう2年間に増産される25%の商品が、ただで提供されるに等しいと指摘、サプライチェーンを引き締め、コスト削減を図る必要を強調した。同氏によると、ロー・コストのU4ドライブの生産で実現された方式が全面的に採用されることになると言う。
この日は地元ベースプレート・サプライヤーのMMIホールディングズが卓越サプライヤーとして、他の3社とともに表彰された。(BT:7/14)
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