1999-07-14 ArtNo.19780
◆<馬>データコム、オンライン給与支払いサービスを政府に売り込み
【クアラルンプル】情報技術(IT)ソルーション・プロバイダー、Datacom Southeast Asia(M)Sdn Bhd(DSAM)はインターネット・ベースの給与支払いオンライン・アウトソーシング・サービスを政府に売り込む計画だ。
DSAMのIan Tho重役(MD)によると、DSAMと人事/管理ソフトウェアの専門会社Zapperの合弁により提供される給与支払いサービスの下、オンライ方式により従業員の口座に給与が振り込まれるでけでなく、被雇用者積立基金(EPF)/社会保険(SOCSO)/内国税局(IRB)/各種ローンの支払いも処理される。また従業員はマイクロソフトやネットスケープのインターネット・ブラウザーを用い給与支払いの詳細をチェックでき、パスワードやパソナルIDナンバーにより、セキュリティーも確保される。
同スキームを利用する組織は、関係コストを15%以上節約できるだけでなく、スタッフの訓練や雇用コストも削減できる。経済危機の洗礼を受けた企業は営業コストの削減に対する熱意を高めており、同社のサービスに強い関心を寄せている。
ニュージーランド拠点のデータコムを親会社とするDSAMはこれまでにマレーシア及びシンガポールの企業12社と関係契約を結んでおり、合計従業員数は1000人に及ぶ。
DSAMはマレーシア政府への売り込みの他、ASEAN域内市場の開拓も計画していると言う。(STAR:7/12)
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