1999-07-14 ArtNo.19775
◆<星>メッセージング・ソフト市場、マイクロソフトがリード?
【シンガポール】シンガポール企業により採用されているメッセージング・サーバー・ソフトウェアの中ではマイクロソフト製品が他社をリードしている。
マイクロソフト・シンガポールは最近記者会見し、地元市場調査会社Technowledge Asiaの報告を引用、以上の発表を行ったが、IBM系のロータスは直ちにこれを否定した。
地元高専Temasek Polytechnicから最近スピンオフしたTechnowledgeが“ITランドスケープ・レポート:シンガポール1999”の中で明らかにしたところによれば、マイクロソフト・エクスチェーンジの市場シェアは23.5%と、ロータス・ノーツの19.6%を上回り、トップに立っている。この他の主要ソフトウェアのシェアを見ると、Eudora 9.4%、NovellのGroupWise0.6%、Netscape Navigator6.1%で、MS Exchange/MS Mail/Outlook Expressの3つのマイクロソフト製品をコンバインしたシェアは35.9%、これに対してNotesとcc:Mailをコンバインしたロータスのシェアは25.7%と言う。
しかしロータス・デベロプメント・アジア・パシフィック当地オフィスは、調査会社インターナショナル・データ・コープの報告を引用し、日本を除くアジア太平洋地域のグループウェア市場では、同社が昨年52.3%のシェアを占め、マイクロソフトのシェアは23.5%に過ぎないと主張している。メッセージングやコラボレーションはグループウェアと称されるアプリケーション・ソフトウェアの新カテゴリーで、市場調査会社により分類されたもの。
TechnowledgeのRameshwari Ramachandra重役(MD)によると、同社の調査報告はシンガポール拠点の企業367社の調査回答に基づいて作成されたもので、中立なものである。65%の企業は従業員100人未満、25%の企業は100-150人、残りは500人以上で、ほぼシンガポール業界のパターンを反映していると言う。(BT:7/12)
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