1999-07-14 ArtNo.19774
◆<星>BizTone、シンガポールワン通じ市場開拓
【シンガポール】マレーシアを拠点とするソフト開発会社BizTone Sdn Bhdは、高速広帯域ネットワーク“シンガポールワン”を通じてそのラジカルなソフトウェア・サービスをシンガポール拠点の企業はもとより、全世界の企業に売り込む計画だ。
BizToneのDarryl Carlton重役(CEO)によると、シンガポールワン上にマーケッティング・ハブを開設する方針を決めた理由は、複雑なソフトウェアをインターネットを通じて世界に販促するにはシンガポールワンが最適と判断したため。ソフトウェアの開発に関してはマレーシアが最適な条件を備えており、同社は大部分マレーシア人から成るソフトウェア開発スタッフ70人以上を擁する。
オストラーリア人のカールトン氏が野村ジャフコの資金援助を得て1996年にマレーシアに設立したJavaベースのソフト開発会社Datek Sdn Bhdを前身とするBizTonは、通常数百万ドルを要するエンタープライズ・リソース・プラニング(ERP)ソフトウェアをほとんど初期投資を必要としないオンライン方式により提供する。ユーザーはインターネットを利用して同ソフトウェアの必要部分をダウンロードした後、オンラインにより、使用の度ごとに料金を支払う。
同社は年内にも証取上場を予定しており、先ずナスダックを目指すが、域内の何れかの取引所に上場することも計画していると言う。(BT:7/12)
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