SEAnews 1999-07-13 ArtNo.19765

【クアラルンプル】ソニーは9日、既存のソニーＴＶインダストリーズ(M)Sdn Bhd及びソニー・ビデオ(M)Sdn Bhdを合併し、新会社ソニー・テクノロジー・マレーシアSdn Bhdを設立するとともに、ＴＶセットの生産を昨年の220万台から20％、ビデオ・ホーム・システム(VHS)の生産を同280万台から15％、それぞれ拡大すると発表した。
合併される2社のＭＤを兼ねているナカムラ・コーイチ氏が10月1日に正式発足する新会社のＭＤに就任する。合併される2社の従業員は全員新会社に再雇用される。
新会社はビデオ、データ記憶装置、ディスプレー、テレビジョンの4部門から成り、研究開発(R&D)スタッフは現在の200人から250人に拡大される。目下Ｒ＆Ｄスタッフの80％は地元職員で占められている。地元でデザインされたＴＶセットは総生産量の90％を占め、ＶＨＳの場合は60％となっている。マレーシアでは主に輸出向けに61インチＴＶも生産されており、最近はデジタル・ビデオ・ディスク(DVD)プレーヤーの製造も開始された。
マレーシアのグループ企業には、この他ソニー(M)Sdn Bhdとソニー・エレクトロニクス・マレーシアSdn Bhdが存在し、昨年はこれら4社により合計85億Ｍドルの売上が達成されたと言う。(NST,STAR:7/10)