SEAnews 1999-07-12 ArtNo.19751

【クアラルンプル】ドイツのLinde AGに率いられるコンソーシアムに加わりLinde Engineering and Contracting (Malaysia)Sdn Bhd(LECM)は、トレンガヌ州Kertehにおける11億Ｍドルのエチレン・スチーム・クラッカーの建設に関わるターンキー契約を獲得した。
第8回マレーシア石油／ガス／石油化学エンジニアリング博覧会(OGM'99)の主催者マレーシアン・エキシビション・サービシズが8日発表したステートメントによれば、契約を発注したのは国営石油会社ペトロナスとユニオン・カーバイド・コープの合弁会社Optimal Lefines(Malaysia)Sdn Bhdで、2001年第2四半期の稼働が目指される。
ＬＥＣＭのCassey Lai重役(MD)によると、フランクフルト証取上場Linde AGの100％子会社として1995年に設立されたマレーシア事務所は東南アジア本部を務める。グループはプロセス・エンジニアリング／デザイン／施工を含むターンキー・プロジェクト、石油化学／化学業界向け資材調達サービス、化学肥料工場、天然ガス処理／工業ガス工場、低温工学、環境保護工事等を手掛け、これまでにパハン州クアンタン市Gebengにおける水素化ＰＳＡシステム、シンガポールにおける合成ガス浄化装置等の契約を獲得した。
今回のターンキー契約獲得で向こう3年間に年商1億Ｍドルを目指す目標も達成できる見通しだ。
今月13－16日の間に催されるＯＧＭ’99には25ヶ国の350社以上が出展、英系企業48社のパビリオンも設けられる。(STAR:7/9)