1999-07-08 ArtNo.19725
◆<印度>首都圏への低硫黄ディーゼル油供給で1613クロー投資
【ニューデリー】インド政府は1613クローを投じて2製油所をアップグレード、硫黄含有率0.05%のディゼル油をニューデリー市内と周辺に供給する計画だ。
政府傘下の石油調整委員会筋が6日伝えたところによれば、先ず第1段階では、Mathura及びPanipat製油所の還元脱硫装置にリアクターが増設される。インディアン・オイル・コーポレーション(IOC)傘下の両製油所にリアクターを設ける費用は各63クローと見積もられる。
これにより合計13万5000トンの低硫黄ディーゼルの供給が可能になり、最近の最高裁判決で2000年7月から新排ガス規準が施行されても、首都圏の民間車両の超グリーン燃料需要に応じられる。現在首都圏で販売されているディーゼル油の硫黄含有率は0.25%。
第2段階ではMathuraとPanipat製油所にそれぞれディーゼル水素化脱硫黄(DHDS)ユニットがいずれも2002年の稼働を目処に増設され、これにより各34万5000トンと31万トンの低硫黄ディーゼル油の追加生産が可能になる。前者のコストは900クロー、後者は650クローと見積もられていると言う。(ET:7/7)
|