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1999-07-08 ArtNo.19724
◆<印度>キネティク、ホンダのスクーター・ビジネスにマッタ
【ニューデリー】昨年12月にホンダとのスクーター合弁契約をライセンス/技術支援協定に転換したKinetic Group は、インド政府に対しホンダがスクーター・ビジネスに再進出することに反対する意向を表明した。
ホンダは最近、乗用車の製造を手掛けている現地合弁会社Honda Siel Cars Indiaを通じてインド政府に乗用車製造ライセンスを自動車製造ライセンスに転換するよう申請した。キネティック・グループはこれと時を同じくして政府に「ホンダは自動車製造ライセンスの下、スクーターの製造を計画しているものと見られる。キネティクは最近までキネティク・ホンダの社名でホンダとスクーターの製造を続けてきたが、もしホンダがスクーター製造を認められれば、キネティク・グループは深刻な影響を受ける」と異議を申し立てた。
スクーター製造でキネティクと対等出資の合弁を組んできたホンダは、その持分をFirodia一族に売却、合弁を解消した後、インドにおけるスクーター・ビジネスの将来性も配慮、専門のスクター製造会社を設ける可能性とともに、既存の3つの合弁会社の1つを通じてスクーターを製造することを検討したものと見られる。ホンダは向こう18ヶ月間にGreater NoidaもしくはGurgaonに当初年産10万台、最終的に25万台のスクーター工場を設ける計画とされ、ハイレベルのチームが支援産業部門の様々な工場の視察を行っていると。
一方、ホンダ・シエルは同時にエンジン・キャパシティーに対する制限撤廃も申請しており、2500ccまでの車両製造を目指しているようだ。(ET:6/7)
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