1999-07-08 ArtNo.19713
◆<星>通産省、来月GDP成長見通しに見直し:副首相
【シンガポール】シンガポール経済の予想外に好調な復調から通産省は来月1999年の国内総生産(GDP)成長見通しに見直しを加える。
リー・シエンロン副首相が6日の国会答弁で語ったところによれば、最近の各種データからすれば、今年のGDP成長率は政府予測の0~2%の範囲を上回る可能性がある。見直しの結果は、第2四半期の経済動向も見た上でナショナル・デーの前後に発表される。域内経済の動向や世界電子市況等、外的要因の改善に伴い国内経済は予想以上に良好な成長基調を回復している。今年下半期もこうした成長基調が持続する可能性は大きい。
しかし、長期的にこうした成長基調が維持されるかどうかは、外的及び内的な様々な要因により左右される。外的要因には経済開発協力機構(OECD)の堅調な経済活動や域内市場における経済再編努力が含まれる。対内的にはシンガポール競争力委員会(CSC)により立案された経済改革措置を最後までやり通す必要があると言う。(ST,BT,LZ:7/7)
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