【クアラルンプル】PCマレーシアBhdはナショナル・コンピューター・プロジェクトと銘打ち9月から大々的にメード・イン・マレーシアPC(パソコン)の販促に乗り出す。
PCマレーシアのZulkifli Amin Mamat重役(CEO)によると、傘下のPC Suria Malaysia Sdn Bhdを通じて全国にディストリビューター200を指名、PCスリア商標のPCを売り出す。これらの店舗は専らPCマレーシアのPCと周辺機器の販売を手掛け、サービス/保守のための1日24時間稼働のワンストップ・ネットワークも設けられる。この他、割賦販売金融ファシリティーの提供も計画されており、当局に関係ライセンスを申請する計画だ。またサイバージャヤにおける月産1万ユニットのPC工場が来年から稼働すると言う。こうした計画の規模から見てPCマレーシアは当局の支援を得ているものと見られるが、ズルキフリ重役はプロモーターや主要株主等の詳細を明らかにすることを避けた。
これ以前にMimos(マレーシアン・インスティテュート・オブ・マイクロエレクトロニク・システムズ)BhdもやはりナショナルPCプロジェクトと称してインテル・チップを搭載した独自ブランドのパーソナル・コンピューター(PC)の製造計画を発表しており、2つのナショナル・プロジェクトが時を同じくして販促キャンペーンを展開することになる。
ナジブ・トゥン・ラザ教育相は最近、Mimosが全国の小中学校240校に4800ユニットのPCを納入することを明らかにしており、こちらは確かに政府の支援を得ているようだ。(STAR:7/6,SEAnews:99/3/24)