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1999-07-07 ArtNo.19701
◆<星>31社のPERが100倍突破
【シンガポール】シンガポール証券市場の活況で終に31銘柄の株価収益率(PER)が100倍を突破、市場の平均も40倍に達した。
某アナリストは、一部銘柄の価格は異常で、取り分け昨年の利益を基準にした4銘柄のPERは1000倍を超えると指摘する。
これらの銘柄とは、多角経営を展開するBoustead 1147倍(PER以下同様)、工作機械製造のExcel1863倍、不動産からインターネットに転向したPacific Century2371倍、証券会社Vickers Ballas2717倍。
PERがこれほどのレベルに達した理由は、昨年の利益が余りに低すぎたか、株価が高すぎるか、その両方か、何れかだが、判断の基準としては、企業経営の質、潜在的収益能力、資産評価が挙げられる。
ファンド・マネージメント会社Pointworth Managementの幹部は「虹の彼方に黄金が存在すると信じ、PもEも忘れて、証券市場に飛び込むものが増えたことを物語っている」と語った。
とは言え、来月からスタートする業績発表を待たずに、市場を退去した者も少なくなく、また関係企業のインサイダーや主要株主が、高値に乗じてその持ち分を処分する傾向も生じている。例えばパシフィック・センチュリーの場合、信託会社DB Nomineesは380万株、総額2790万Sドルを処分し、持分を2.07%から0.79%に縮小した。Excelの場合も、主要株主のSuez Asia Holdingsは550万株を300万Sドルで売却、持分を8%から4.86%に引き下げた。
目覚ましい増益を達成した銘柄だけが、こうしたPERを満足させることができるが、少なからぬ優良銘柄のPERは妥当なレベルを維持している。例えばシンガポール・プレス・ホールディングズは43倍、STエンジニアリングは36倍となっている。
キムエン証券のアナリストは、投資家がPERを読む際は、過去の利益よりも、将来の収益力を重視すべきだと指摘する。しかしながら将来の収益力を読むのはそう容易ではない。多くのアナリストは様々な企業の過去の業績をコメントしているが、将来の収益力に言及するものは少ない。またBarraのGlobal Estimatesは上記31社の内23社をカバーしていない。このことは大部分の投資家は盲目的にこれらの銘柄にその資金をつぎ込んだことを意味する。(ST:7/5)
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