1999-07-06 ArtNo.19689
◆<馬>米系契約製造会社MS、企業買収にUS$1.5億投資
【クアラルンプル】米国ボストン拠点の契約製造会社マニュファクチャラーズ・サービシズ(MS)は同社のビジネスと相互補完関係を有するアジア企業の買収を目指している。
MSのアジア担当社長を務めるジョニー・チャン氏によると、約1億5000万米ドルを企業買収に投じる計画で、内15%前後がマレーシアに投じられる見通しだ。資材調達/デザイン・エンジニアリング/プリント基板やボックスの製造/テスト・エンジニアリング/アフター・セール製品修理を手掛けるMSは、プラスチック射出成形/マニュファクチュアリング・サービス領域の企業を買収のターゲットにしており、向こう6ヶ月間に関係交渉を妥結させたい意向だ。マレーシア/シンガポール/中国を拠点とし、一定の規模を備え、好収益を上げ、良好な顧客基盤を有し、なお且つ事業のグローバル化を計画しているような企業が最良の買収対象になる。同社は合弁ではなく、100%の買収を計画している。
同社はマレーシアではジョホール・バルにMSLテクノロジー・サービシズ・マレーシアSdn Bhdを経営している。1998年のグループ営業額は8億3800万米ドルで、2000年には証取上場を目指す計画と言う。(NST:7/3)
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