1999-07-06 ArtNo.19687
◆<馬>ミニ・ユーティリティーが電力産業の新たな潮流に?
【クアラルンプル】ノーザン・ユーティリティー・リソーシズSdn Bhd(NUR)は1日、2000年までに国内電力事業の再編を目指すマレーシア政府の期待を担いトゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)と、クリム・ハイテク・パークの発電/変電/送電/配電施設を引き継ぐ契約書に調印した。
レオ・モギー エエンルギー通信マルチメディア相が調印式後語ったところによると、一般に独立電力供給業者(IPP)はプロジェクト・ファイナンシング・ベースで資金を調達するが、NURはミニ・ユーティリティー・コンセプトの下、民間商業銀行からコーポレート・ファイナンシング・ベースで14億5000万Mドルのシンジケート・ローンを取り入れ、プロジェクトを進める。
またIPPはその電力をTNBに売却するが、NULはハイテク・パークのテナントに向こう30年間にわたり直接電力を供給、TNBと同額の電力料を徴収すると言う。(NST,STAR:7/2)
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