1999-07-05 ArtNo.19678
◆<印度>エスコーツ・ヤマハ、市場シェア25%目指す
【ハイデラバード/ニューデリー】Escorts Yamaha Motors Ltd (EYML)は向こう3年間にオートバイ市場における現在の18%のシェアを25%に拡大する計画で、年内に行動計画を実行に移す。
EYMLのキーント・ミンナミ取締役(マーケッティング)が1日催された4ストロークYBXの発表会の席上語ったところによると、行動計画導入後は毎年少なくとも最新技術を用いた1モデルを市場に投入、年間販売台数も現在の20万台から30万台に引き上げる。しかし他社のように短期間に数多くのモデルを性急に市場に投入することはない。また市場が縮小に転じたスクーター/スクータレット市場への進出は考えないと言う。
一方、エスコーツ・グループはEYMLの一部持分を私募にかけ、後者の拡張資金に当てる計画で、エスコーツ代表は先週金曜日本で開かれた取締役会において、以上の方針に対するヤマハ側の承認を求めたもようだ。
エスコーツは当初公募を計画していたが、低調な市場環境から同計画を放棄、私募に転換した。私募にかけるパーセンテージはヤマハ側の承認を得た後に決定される。
外国投資促進局(FIPB)は最近ヤマハが償還可能優先株方式によりEYMLに30クローを新規注入することを認めたが、エスコーツとヤマハの50:50の出資率を変えないことがその条件とされた。このためエスコーツがその持分の一部を私募にかける際は再度FIPBの認可を受ける必要がありそうだ。(IE:7/4,2)
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