1999-07-05 ArtNo.19673
◆<馬>シーメンス、バクン発電事業契約獲得に強い関心
【クアラルンプル】世界の主要な発電施設サプライヤーに数えられるドイツ企業シーメンスは復活したバクン水力発電プロジェクトへの参画に強い関心を抱いている。
シーメンス・エレクトリカル・エンジニアリングSdn BhdのRainer Althoff重役が1日語ったところによると、同社の水力発電事業担当スタッフは政府の関係部門を定期的に訪れ、担当者と意見を交換している。しかしハイレベルなものではなく、どんな動きが生じているのか探りを入れている段階である。したがっていつプロジェクトに参加するかと質問されても、答えることはできないと言う。
アジア通貨危機の余波で棚上げされたサラワク州バクンにおける総コスト130億Mドルの水力発電プロジェクトは、発電能力を当初の2400MW(メガワット)から500MWに縮小して復活させることが検討されており、トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)がリード・マネージャーに指名されている。
一方、シーメンス・ニックスドルフ・インフォメーション・システムズ(M)Sdn Bhdはこの日、バンク・プルタニアン・マレーシアと総額180万Mドルの現金自動預入引出機(ATM)26ユニットの納入契約を結んだ。
シーメンス・ニックスドルフはこれまでに20顧客に700ユニットのATMマシーンを納入、13%のシェアを占めていると言う。(NST:7/2)
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