【ムンバイ】タタとIBMの50:50の合弁事業Tata IBMは、今月初IBMがタタの持分を買い取ったのに伴いIBM India Ltdに改名される。
外国投資委員会(FIPB)は月曜(6/26)同取引と社名の変更を認めた。タタは同時にIBM Global Services Indiaの持分もIBMワールド・トレード・コーポレーションに売却したが、IBM Global Services Indiaの社名は維持される。タタIBMはハードウェア・ビジネスを、IBMグローバル・サービシズはソフトウェアの開発を主に手掛けてきた。1999年3月期のタタIBMの営業額は480クロー、IBMグローバル・サービシズの売上は350クロー。
IBMソフトウェアASEANのJoaquin E Quintos重役(GM)によると、タタIBMはIBMのマーケット・デベロプメント・ファンドの運用も引き受けている。IBMは営業額の最大18%を同目的に投入しているが、特別な予算が組まれている訳ではない。インドはIBMがマーケット・デベロプメント・ファンドを運用している10ヶ国の1つ。
IBMはインドではこれまでに、消費用電子業界向けソルーションの開発を手掛けるIndus Softwareと製造業界向けロー・コストERP(エンタープライズ・リソース・プラニング)ソフトウェアの開発を手掛けるMagicに投資しており、ソルーション・デベロッパー・プログラムやEビジネス・エデュケーションに照準を合わせている。IBMは目下3~4社の他の企業への出資を検討していると言う。(ET:6/30)