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1999-07-01 ArtNo.19638
◆<星>シーゲートも6月期の不振予告、HDD産業の受難持続?
【シンガポール】ディスク・ドライブ(HDD)最大手のシーゲートは月曜(6/28)、6月期四半期業績が予想外に不振で、売上は3月期に比べ6%ダウン、1株益は当初予想の45米セントを下回る32~37米セントにとどまると警鐘した。
シーゲートは、予想外に弱いHDD需要と予想以上に急速なデスクトップPC(パソコン)用HDDの値下がりが、同社の業績に深刻な打撃を与えたとするとともに、こうした傾向は9月期四半期まで持続すると予想している。
2週間前にはウェスタン・デジタルが同じ理由を掲げ、6月期四半期の損失は予想より大きくなると予告、クアンタム・コープも6月初めに類似の警報を発している。
しかしシーゲートの発表は観測筋に驚きを持って迎えられている。何故なら最近のHDDの値下がりは、シーゲートのサブUS$1000PC用ドライブ“U4”の発売に端を発したもので、シーゲトは他社の苦境から利益を上げているものと信じられていた。
JMサスーンのアナリストは、HDD産業の受難は、ウィンドウズ95が発売されて以来のPC業界に生じた一大変化と軌を一にするものと指摘した。それによるとPC価格は95年以来暴落、PCメーカーはアウトソーシングによりコスト・カットに努め、サプライヤーのマージンは大幅に縮小している。
Vickers Ballasのエコノミストは、「3年間に及ぶスランプで、製品の寿命は益々短くなっている。みたところ業界は依然として調整期にあるようだ」と指摘した。中小メーカーが大手に吸収されるか、市場の外にはじき出されることにより、過剰設備問題が緩和されるとの調整期論は、これまでも広く語られてきた。
先のJMサッスーンのアナリストによれば、相対的にコスト高のシンガポールから近隣のマレーシアや中国へ製造拠点を移転するサプライヤーが増えており、製造拠点としてのシンガポールの見通しは決して明るくない。しかしシンガポールの地場製造業者の先行きが暗い訳ではなく、これらの者はその顧客とともに海外に進出を果たしている。また一部の企業は、自動車産業等の非HDD業界に転進、契約製造ビジネスを手掛けるものも出ている。バリュー・チェーンを拡大することを通じてのみ、この種のコスト・カットに対応することができる。しかしこの種の調整期は数年を要する。
とは言えインターネット・ブーム等に伴う記憶装置ビジネスの長期的見通しは依然として明るいと言う。(BT:6/30)
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