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1999-06-30 ArtNo.19624
◆<星>タクラル、円ヘッジの失敗等でS$2.19億損失
【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場の地元電子製品流通業者Thakral Corporationは、円ヘッジの失敗等から1999年3月期に、2億1870万Sドルの純損失を計上した。タクラルが損失を計上したのは初めてのことで、前年度には7040万Sドルの純益を計上していた。
損失の最大の原因は円の値下がりをカバーするために設けたヘッジが、予想外の円の急騰で裏目に出、1億6030万Sドルの為替差損を被ったこと。同社は通常大部分の購買は円で支払っているが、円は今年1月に1米ドル=108円の最高値を記録した。同社は銀行の支援下に、3人の専門委員会にヘッジ政策の見直しを行うよう指示した。
この他、在庫抹消に3350万Sドル、不良債権に1270万Sドルが、それぞれ引き当てられた。さらにビデオ・コンパクト・ディスク(VCD)事業の停止等に伴う特別項目の損失1290万Mドルも加わり、ボトムラインは2億3160万Sドルの損失となった。
営業額は主に中国と香港市場の成長鈍化から前年比19%減の9億1320万Sドルにとどまった。
タクラルは1997年に借り入れた2億5000万米ドルが来年4月には返済期日を迎えることから、今日(1/30)取引銀行と会談し、関係問題を協議する方針だ。
今年度は中核ビジネスを補強するとともに、1億2000万Sドルの運転資金を調達、黒字回復を目指す。在庫削減、債権7500万Sドルの回収、パシフィック・センチュリー・ホテル権益の売却(S$3000万)、株式の処分(S$1500万)を通じた財務健全化を図る。同時に揺籃期のデジタル・ビデオ・ディスク市場の5%のシェア獲得、クリエイティブ・テクノロジー等の新顧客に対する中国における契約製造サービスの提供、好収益を上げる情報技術(IT)ビジネスの拡張、等を通じて収益基盤の強化を図る。
ITビジネス部門の売上は1998年3月期の4600万Sドルから1999年3月期の1億3100万Sドルに拡大しており、今年度の目標は3億3000万Sドルと言う。(ST,BT,LZ:6/29)
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