SEAnews 1999-06-28 ArtNo.19602

【ニューデリー】インドの5月の乗用車販売は4万7578台と、昨年同月の3万8689台に比べ23％増加したが、マーケット・リーダーのMaruti Udyog Ltd(MUL)の販売台数は首都圏におけるユーロ排ガス規準不適合車締め出し措置の打撃を受け、3万3762台から3万3680台に0.24％減少した。
インド自動車製造業者協会(SIAM)の統計によれば、この結果ＭＵＬのマーケット・シェアは昨年の87％から今年5月の71％に縮小した。同月にはジェネラル・モーターズ、フォード、ホンダ・シエル、プレミア・オートモービルズLtd(PAL)の売上も下降を見た。しかしインド・オートは291％増の1619台、ヒンドスタン・モーターズは43％増の1819台を販売、新参のHyundai Motorは小型車Santroを4519台販売した。
Telcoの商用トラック販売は昨年5月の5451台から7095台にアップ、各社の軽商用トラックの販売台数も4231台から4682台に拡大した。しかし多目的車の販売台数は9976台から8782台に下降した。二輪車販売は25万8884台から27万5832台にアップ、三輪車販売は1万5955台から1万5571台に下降した。
年初2カ月(4-5月)の乗用車販売は8万9614台と、昨年同期の6万6416台に比べ35％アップ、特にDaewoo Motorsは94％、ヒンドスタン・モーターズは43％、インド・オートは383％、それぞれ売上を伸ばした。しかしフォードは33％、ＧＭは40％、ホンダ・シエルは14％、それぞれ売上を下降させた。
年初2カ月の二輪車販売は55万1406台から51万1695台に下降、特にBajaj Auto Ltd の販売台数は9万688台から7万3766台に23％ダウンした。しかしキネティク、ＴＶＳスズキ、エスコーツ・ヤマハ、ヒーロー・ホンダ、ロイヤル・エンフィールドは二輪車市場におけるシェアを何れも拡大した。三輪車販売は2万8200台から2万8635台に増加した。(ET:6/26)