1999-06-28 ArtNo.19593
◆<星>シングテル、法人向けソルーションでシスコと戦略提携
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)は、法人顧客に対する総合的テレコミュニケーション・ソルーションを提供する狙いから22日、世界最大のネットワーキング会社Cisco Systems Incと戦略提携を結んだ。
シングテル及びシスコ幹部が関係契約調印式後語ったところによると、今日の法人顧客は単なる帯域幅(bandwidth)ではなく、ソルーションを欲しており、両社は当地域17ヶ国(地域)の法人顧客に最先端のソルーションを提供する。
シングテルはそれ自身のConnectPlusや傘下ナショナル・コンピューター・システムズ(NCS)のトレーディング・ネットワークを通じて通信網と帯域幅を提供、シスコは関係技術を提供する。
提供されるソルーションには、インターネット対応のインテリジェントビル・システム、IP仮想専用ネットワーク、ローカル・フレーム・リレー・ネットワーク、デジタル・サブスクライバー・ライン、次世代のデジタル/マルチメディア網(インターネット電話等)が含まれる。
シングテルがシスコとこの種の提携を結ぶのは今回初めてで、シスコにとってもアジア地域における初の戦略提携になる。
両社の提携に伴う売上を予測することは困難だが、アジア太平洋地域のこの種のソルーションに対する需要は年率20~30%の成長を見ている。
アナリストらによれば、シングテルはシスコとの提携を通じてより多くの法人顧客を獲得、営業額を拡大できる見通しと言う。(LZ:6/23)
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