1999-06-25 ArtNo.19588
◆<印度>Grasim、タミールナド州にセメント工場建設
【ムンバイ】Grasim Industries Ltd(GIL)はタミールナド州Trichy近郊Raddipalayamに310クローを投じ、年産93万トンのセメント工場を建設する。
建設工事は既にスタート、2000年2月の商業生産開始が目指されている。姉妹会社Indian Rayonのセメント部門と合併し、インド第3のセメント会社になった年商3413クローのGILの年間セメント製造能力は、新工場が追加されると、1158万トンに達し、各1200万トンの年産能力を有するAssociated Cement Companies 及びLarsen & Toubroと肩を並べる。しかし年産36万トンの白色セメント工場を除けば、グレイ・セメントの製造能力は年間1122万トンになる。
GILのO P Puranmalka社長(マーケッティング)によると、最近買収したDharniセメント・プラントから石灰岩の供給を得られることが、Dharniに近いRaddipalayamに新工場を設ける方針を決めた理由。タミールナド州には石灰岩が少なく、またGILはこれまで南部地区、取り分けタミールナド州にほとんどプレゼンスを有しなかった。新工場の製品の90%はタミールナド州内で販売される。新工場への投資は内部資金とローンで賄われると言う。(ET:6/24)
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