SEAnews 1999-06-22 ArtNo.19541

【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)二部上場のオーディオ・ビジュアル・システム・プロバイダー、Bell & Order(B&O)は収益基盤を拡大する狙いから非伝統的マーケットの開拓を目指している。
タン・スリ・アズミ・ワン・ハムザ会長が年次報告書の中で明らかにしたところによると、過去18ヶ月来の経験は、同社の経営が建設部門の業況に大きく左右されることを物語っている。同社は建設業が不振に陥る中で、1998年にはコストと負債の抑制に腐心した。Ｂ＆Ｏは今後は設備製造業務に重心を移動する方針だ。域内と国内の経済は回復しつつあり、1999年下半期の業績にはこうした環境の改善が反映される見通しだ。
Ｂ＆Ｏの営業額は1997年12月期の6020万Ｍドルから1998年12月期の4320万Ｍドルに、税引き前利益は610万Ｍドルから180万Ｍドルに、それぞれ縮小した。
Ｂ＆Ｏは音響／通信／オーディオ・ビジュアル・システムの統合サービスでは、15年の経験を有し、1996年にＫＬＳＥ二部上場を果たした。クアラルンプル新国際空港やブキ・ジャリルのナショナル・スポーツ・コンプレックスの契約を獲得した実績を有する。(STAR:6/17)