1999-06-21 ArtNo.19523
◆<馬>シリコン、世界資材調達ソフト市場の25%シェア目指す
【クアラルンプル】インターネット関連サービスやソフトウェアの開発を手掛けるSilicon Communications Sdn Bhd(SCSB)はインターネット・ベースの“ProcureFlow”ソルーションが2001年までに世界の資材調達ソフトウェア市場の25%のシェアを占めるものと信じている。
SCSBのKho Han Mien重役(CEO)が先週催されたプロキュアフローの発表会の席上語ったところによると、目下全世界の50社(機関)がこの種のソフトウェアを採用しており、21世紀には大幅な増加が見込まれる。
シリコン・コミュニケーションズ子会社のSilicon Professional Services MSC Sdn Bhdにより開発されたプロキュアフローの導入コストは約10万Mドルであるのに対し、米国のライバル企業のそれは150万~200万米ドルに達するため、同社の製品は好評を博する見通しだ。プロキュアフローはオープン・プラットフォームで、大部分のシステムに導入できる。既にマレーシアの地元企業1社が同システムを導入しており、今年末までには他の4社が導入する。同社はまた今年末までに全てのASEAN加盟国に少なくとも1社の再販業者を指名する計画だ。
最近の市場調査報告によると、エレクトロニク資材調達ソフトウェア市場の規模は2002年には13億米ドルに達する。米国企業だけでも資材調達に関わるペーパーワークに年間2500億米ドルを費やしている。プロキュアフローを用いることにより、こうしたコストを大幅に削減できるばかりでなく、資材調達の過程をモニターできる。これにより資本の回転率と生産効率が大幅に改善されると言う。(STAR:6/18)
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