1999-06-18 ArtNo.19512
◆<印度>鉄鋼大手、HRC価格をトン当たり500ルピー・アップ
【ムンバイ】国内熱間圧延コイル(HRC)価格は7月1日以降はトン当たり500ルピー値上げされる見通しだ。
既にJindal Vijayanagar Steel Ltd (JVSL)は値上げを実行しており、Steel Authority of India Ltd(SAIL)/Essar/Ispat/Lloyds各社は6月末までに値上げを行う意向を表明している。Tata Iron & Steel Company (Tisco)も恐らくこうした動きに追随するものと見られる。
米国/欧州における第3四半期(7-10月)分のHRC輸出価格はトン当たり50米ドル上昇しており、米国における国内価格と輸出価格はC&Fベースでトン当たり300米ドル以上になっている。Essar SteelのJ Mehra重役(MD)によると、こうした世界市場の趨勢はインド国内市場にも間もなく反映される見通しだ。
JVSLのSajjan Jindal副会長によれば、欧州におけるHRC価格は過去2ヶ月間に20%アップ、独立国家共同体(CIS)からのHRCのトン当たり価格は1998年1月の190米ドルから現在の225-230米ドルにアップしている。
これに対してインド国内におけるHRCの工場出荷価格は等級、品質、企業により1万2000~1万4000ルピーとなっている。(ET:6/16)
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