SEAnews 1999-06-18 ArtNo.19506

【クアラルンプル】国会解散・総選挙の噂が高まる中、マハティール首相は、来週木曜、与党連合国民戦線(BN/NF)の最高評議会を主宰する。
ＢＮ加盟14党は、先週ダト・ヤアコブ・モハメドＢＮ書記長署名の6月10日付け最高評議会召集状を送付された。最高評議会はＢＮ本部が設けられたムナラ・ダト・オンにおいて6月24日午後3時に開催される。
同回状には、会議の議事日程は示されていないが、ＢＮのリーダーらは同会議で総選挙問題が討議されることは間違いないと見、興奮の色を高めている。
しかしサバ州のリーダーの1人は、ＢＮの最高評議会は年に1度開かれることになっており、会議の議題に神経を高ぶらせることはないと語った。しかし同氏も総選挙問題は当然取り上げられるだろうとしている。
一方、16日催された与党統一マレー国民組織(UMNO)第53回年次総会予備会議の席上マハティール首相は、野党勢力の汚い政治行為がマレーシアを崩壊させる恐れもあるとし、ＵＭＮＯ党員に一層の団結を訴えるとともに、一般民衆との密接な関係を維持するよう強調、さもなければ、ＵＭＮＯは隣国の与党と同じ運命を辿る可能性があると警鐘した。
会議後記者会見した首相は、翌日の本会議で、総選挙に絡んだ驚くような発表がなされるのではないかとの質問に、「その時が来るのを待つほかない。今予告したなら驚くことは無くなってしまう」と語った。(STAR,MBT,BT,LZ:6/17)