1999-06-18 ArtNo.19502
◆<星>ブリリャント、WD社の製造業務移転の影響否定
【シンガポール】地元ディスク・ドライブ(HDD)ベースメタル・サプライヤーのBrilliant Manufacturingは主要顧客のウェスタン・デジタル(WD)がシンガポールにおける業務の70%をマレーシアに移転するとの噂で、株価が急落したが、同社のハリー・コー重役(MD)は15日、これ以前から製品を納入していたWDのマレーシア工場向け出荷が増えるだけで影響はないと語った。
目下、ブリリャントは製品の40%をWDに、55%をマクスターに納入している。ジョホール州に既に工場を有する同社は、今年8月初にはマレーシアに第2の工場を設ける。通常、新工場を設ける際には、関係機械設備だけで700万~800万Sドルを要するが、シンガポール工場の機械設備を移転するため、コストは100万~200万Mドルで足りる。新工場では精密マシーンニングが手掛けられる。
ブリリャントはまた来月末までにUbi Road 1に設けた2500万Sドルの新工場に移転する。HDD産業の価格競争から昨年9月期上半期のブリリャントの純益は前年同期比24%減の580万Sドルにとどまり、営業額は7%減の3548万Sドルだった。(LZ:6/16)
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