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1999-06-16 ArtNo.19483
◆＜印度＞西ベンガル州輸送業者、ユーロ排ガス規準導入に反発
【カルカッタ】西ベンガル州の民間交通機関業界は、向こう2年間にユーロⅠ、ユーロⅡ排ガス規準を導入し、自動車の排気ガス公害を抑制すると言う州政府の決定に、反発の姿勢を強めている。
西ベンガル州のほとんど全てのバスとタクシーを傘下に収めるベンガル・バス・シンジケートとベンガル・タクシー・アソーシエーションは、カルカッタ市内における新規登録車両に今年7月1日以降ユーロⅠ、2000年4月1日以降ユーロⅡ規準を適応すると言う州政府の決定に対して一様に反対を表明した。
しかし、2001年1月1日以降、車齢15年以上のタクシーのカルカッタ市内における定期運行を禁止する措置には、表だった反対は唱えられていない。この他、車齢17年以上のタクシーについては即時カルカッタ市内への乗り入れが禁止され、バス、ミニバス、トラック、バン、自動三輪車の車齢上限に関しては来年4月15日までに決定される。また今年8月1日以降全ての車両に排気ガス規準認定証の取得が義務づけられ、違反者は車両登録を暫時停止される。
交通機関オペレーターらは、この種の性急な排ガス規準の導入は、低迷する国内自動車産業に対するテコ入れを目指したもので、大手自動車会社の意向に基づくものと非難している。(IE:6/13)
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