1999-06-15 ArtNo.19464
◆<馬>今年の生産性成長率3.3%
【クアラルンプル】マレーシアの今年の生産性は、主に製造部門の4.6%の伸びに牽引され、3.3%の成長を遂げる見通しだ。
ナショナル・プロダクティビティー・センターが11日発表した報告書によれば、一般に多角化された強力な基盤を有する製造部門は、継続的な調整を通じて世界的な経済機器の影響を最小限にくい止める見通しだ。
しかし製造部門は昨年7.0%の生産性の落ち込みを見、雇用も3.4%縮小した。もし輸出志向型製造部門の高い生産性の伸びが無かったら、落ち込みは一層深刻なものになったものと見られる。例えば繊維業は12.7%(5.6%)、既製服は16.1%(8.7%)、電気/電子は11.0%(3.8%)と、何れも二桁の成長を見ている(括弧内は一昨年の数字)。
金融政策の緩和、法的フレームワークの補強、地元港湾の使用奨励等の措置が幸いし、運輸部門の生産性は向上した。運輸部門の1999年度の成長率は4.8%に達する見通しで、雇用も3.3%、生産性は1.4%、それぞれ上昇する見通しだ。この他の主要部門の1999年の生産性成長率は、金融5.6%、農業4.3%、電力3.5%、政府2.1%、貿易0.7%、鉱業0.7%、建設-0.2%と続く。(NST,MBT,STAR:6/12)
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