1999-06-15 ArtNo.19463
◆<馬>年初5カ月の投資承認額M$75.794億:通産相
【クアラルンプル】マレーシア政府は今年1-5月の間に総額75億7940万Mドルの投資プロジェクトを認可、うち外資が63億5990万Mドルを占めた。
ラフィダ通産相が11日催されたShin Eversendai Entreprise (M) Sdn Bhdの新製品Advani-Oerlikonの発表会の席上語ったところによると、この内154件、合計15億6210万Mドルは新規プロジェクトで、残りは既存プロジェクトの拡張や多角化プロジェクトだった。
注目されるのは既存事業の拡張/多角化プロジェクトが60億1730万Mドルにのぼり、しかもこの内54億7200万Mドルが外資で占められたこと。1998年には製造業の拡張/多角化プロジェクトが通年で81億4400万Mドルに達し、既存の製造事業の採算性が高く、継続投資を行う魅力を備えていることが窺える。また持続的な投資の流入は既存の外国人投資家がマレーシアにおける投資や将来の経済見通しに自信を高めていることを示している。
同期に認可された314件の投資プロジェクト中247件、22億8000万Mドルは如何なる奨励措置も受けていない。これらのプロジェクトは主に外資100%もしくは内資100%のプロジェクトから成っている。
一方、インド企業Advani-Oerlikonの溶接機器や溶接用電極の独占代理に指名された地元建設関連企業Shin Eversendaiは、2、3年後に一定の市場シェアを獲得できたなら、マレーシアに溶接機器の製造施設を設ける計画だ。
Shin EversendaiのA.K. Nathan重役(MD)によると、同社は中東における建設プロジェクトを手がけた際、Advani-Oerlikonの製品を使用し、マレーシア市場に紹介することを思い立った。同社は、今年の営業額が、海外事業を中心に1億Mドルに達するものと見込んでいる。(STAR,NST:6/12)
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