1999-06-15 ArtNo.19462
◆<馬>Veritas、今年は売上35%アップ予想
【クアラルンプル】世界の指導的記憶装置管理ソフトウェア・プロバイダーとして知られるVeritas Software Corporation(VSC)は、証券委員会(SC)が資本市場関係機関全てににY2K(コンピューターの2000年問題)対策の進捗状況の報告を義務づけ、またクアラルンプル証取(KLSE)上場企業全てにY2K対策を指示したことから、同社の今年のマレーシアにおける営業額は35%の成長を見るものと予想されている。
独立系記憶装置管理ソフトウェア・ベンダーとして世界最大規模を誇るVSCのエリック・ホー取締役(アジア太平洋地域担当)が9日催されたシーゲト・ソフトウェアのネットワーク&記憶装置管理グループ(NSMG)買収に伴う記念記者会の席上語ったところによると、同社はマレーシアのバックアップ記憶装置市場の50%のシェアを握っている。主要顧客としてはRHBバンクとホンリョン・バンクが挙げられ、この他に中央銀行、メイバンク、シティバンク、バンク・オブ・コマース、バンク・ブミプトラ、アラブ・マレーシア・マーチャント・バンクが含まれる。
シーゲート・ソフトウェアNSMGにより構築された施設を傘下に収めたことから、同社の顧客はより大きな支援ベース、訓練施設、より多彩なデータ管理ソフトの恩恵を享受できる。
今回の買収対象にはシーゲート・ソフトウェアNSMGの従業員、製品、施設が含まれる。アジアはVeritasの世界売り上げの10%を占めるが、アジア営業額は昨年75%の成長を遂げ、同社の世界的な50%の成長目標を上回ったと言う。(NST:6/10)
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