1999-06-15 ArtNo.19459
◆<星>インターネット・ソフト会社SR、3国証取上場目指す
【シンガポール】地元のインターネット・ソフト開発会社SRシンガポールは国内とドイツ及び米国(NASDAQ)における上場を計画、創業者のV. Suresh重役(CEO)は3国上場計画を楽観している。
1994年創設のSRは2カ月前、全米証券業協会(NASD)が運営するOTC Bulletin Board登録企業を逆買収し、社名をソリューションネット・インターナショナルと改めた。ソリューションネットは現在、Suresh氏のグループが70%、米ベンチャーキャピタルのサラ・ハリテックスが15%、一般投資家が15%所有している。
サラ・ハリテックス最高経営責任者でソリューションネット重役のGarrett Krause氏によると、総発行株式1220万株、時価14.50米ドルのソルーションネットの時価総額は1億7500万米ドルで、逆買収後、株価は上昇している。今年度(1999年6月期)売上は400万米ドル、純益は100万米ドルと見込まれ、来年度はSRの貢献により売上1000万~1500万米ドル、純益300万米ドル以上と期待されている。
SRの製品にはインターネット・バンキング・ソフト“ENet”、電子商取引アプリケーション“e-business kit”などがある。Suresh氏は、企業買収と製品開発で5年内に年商10億米ドルを目指すとしており、自前の技術を保持する発展途上国の企業や既存のインターネット・サービス・プロバイダがターゲット。このため来年は1500万~2000万米ドルを調達する計画と言う。(ST,BT,LZ:6/12)
|