1999-06-14 ArtNo.19449
◆<馬>弾薬筒製造のKerambit、伊企業の支援下に業務拡張
【クアラルンプル】ショットガンの弾薬筒や部品の製造を手掛けるKerambit Industries Sdn Bhd(KISB)は8日、弾薬筒の製造では欧州のトップ5に数えられるイタリア企業Fiocchi Munizioniとショットガン、センターファイヤー弾薬筒、その他のFiocchi製品の独占流通契約覚書を交換した。
KISBのMaamor Abdul Manap重役(MD)によると、Kerambit Sdn Bhd傘下のKISBはこれを機会に来年はより大きな工場に移転する。新工場はスラゴール州か、ヌグリスンビラン州の住宅地から離れた港湾付近に設けられる。同社は60万Mドル余を投じてダブル・ストライキング・マシーンを新規購入する計画だが、それ以外の製造設備は十分なため、工場移転の費用は大きくない。
Hulu Klangの既存工場では年間1000万ラウンドの弾薬筒が製造されているが、ダブル・ストライキング・マシーンの導入で年間7500万ラウンドの弾薬筒を製造できるようになる。仮に3000万ランドを販売出来れば、採算ラインに乗る。域内市場の潜在性は大きく、例えば日本だけでも弾薬筒需要は1億ラウンドにのぼる。マレーシアでは政府を除けば、弾薬筒の製造を手掛けているのはKISBのみである。
一方、Fiocchiは仮にマレーシアが小火器の弾薬製造に関心があるなら、支援を提供する用意があると言う。(STAR,NSTMBT:6/9)
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