1999-06-14 ArtNo.19444
◆<星>専門サービス/金融業を中核産業に:PECCエコノミスト
【シンガポール】太平洋経済協力会議(PECC)の『パシフィック・エコノミック・アウトルック』(PEO)レポートのコーディネータを務める米国のローレンス・クラウゼ教授は9日催されたシンガポールと香港のジャーナリストとの“ワールドネット”ダイアローグの席上、シンガポール経済の製造業偏重に警鐘、将来の成長のためにシンガポールにはやるべきことが他にあるはずと指摘した。
クラウゼ教授によると、技術はますます小型化し、人間にできなくなった仕事を機械がやるようになる。製造業は日本と米国に戻るか、最終市場に移転するものと見られ、シンガポールは、地域のビジネス・センター、あるいは金融センターとして将来の成長を確保すべきだと言う。PEOレポートは今年のシンガポールの成長率を1.5%、来年は2%と予測している。(ST:6/10)
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