1999-06-14 ArtNo.19441
◆<星>北欧系通信機器会社ネラ、SES上場目指し初公募
【シンガポール】シンガポール証取(SES)メインボード上場を原則的に認められたNera Telecommunicationsは、今月末に公開公募(IPO)を行い、最大5000万Sドルを調達するもようだ。
公開される4000万~5000万株(うち3000万~4000万株はノルウェーの親会社ネラASAの譲渡株)の内、1000万~1500万株が公募され、残る大部分が機関投資家を対象に私募にかけられる。しかしIPO幹事を務めるDBSバンクは公開株数をまだ確定していない。
1978年にシンガポールに設立されたネラ・テレコミュニケーションズは、1)衛星通信ネットワーク機器・設備およびマイクロ波通信システムなどの通信機器事業、2)高速ネットワーキングやPOSシステムなどのITインフラ事業、3)エリクソン/東芝/バクスター・ヘルスケア/オリンパスなどを顧客とするハイエンドの通信およびヘルスケア製品契約製造事業の3分野を中核とし、東南アジアの新興市場を中心に業務を展開している。昨年度売上は1億1400万Sドル、税引き前利益は830万Sドルだった。(BT:6/11)
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