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1999-06-11 ArtNo.19438
◆<印度>フラットTV市場、広告戦の過熱に関わらず依然未成熟
【ムンバイ】少なくともカラーTVメーカー6社がフラット・スクリーンTVの広告キャンペーンに参戦しているが、驚いたことには、こうした広告キャンペーンに先だって適切市場調査が行われた形跡はほとんど見られない。
例えば21~29インチのプラズマトロン・テレビジョンの価格は70万~80万ルピーだが、この種の製品はせいぜい1社当たり年間4~5セット販売が見込めるに過ぎない。こうしたことから、同カテゴリーに関してはソニー、サムソン、オニダ等の主要プレーヤーも販売サンプルの入手やイメージの定着に照準を合わせているようだ。目下のところ壁掛けスクリーンは法人市場がターゲットとされている。
一般のフラット・ブラウン管に関するORG-GFKの調査によれば、カラーTV市場のせいぜい3%のシェアを占めるに過ぎない。しかしソニーは近い将来、生産の重点をフラット・スクリーン・モデルにシフトする方針を明らかにしている。
フラット・ブラウン管モデルの価格は3万5000~10万ルピーで、ORG-GFKアナリストによると、高水準の価格からこの種の製品のインドにおける市場規模は限られている。こうした製品の売上は市場の成熟度に依存するが、目下のところバイヤーの関心はゴールデン・アイ、オート・レベラー、その他の多くのフィーチャーに向けられており、フラット・スクリーに多額のポケットマネーを支払う用意のある者は少ないと言う。(ET:6/9)
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