1999-06-11 ArtNo.19431
◆<馬>旧バクン事業プロモーター、Ekranの株価急騰
【クアラルンプル】政府によるバクン発電事業接収に伴う関係企業に対する追加補償説やバクン発電プロジェクト復活の噂で、旧バクン発電事業のプロモーターを務めたEkran Bhdの株価が8日にはほぼ50%(54Mセント)ジャンプ、1.63Mドルで引けた。しかし翌9日には23Mセント安の1.40Mドルで引けた。ワラントも同様に84%ジャンプ、1.01Mドルをマークした後、翌日は9.5Mセント戻し、91.5Mセントで引けた。
消息筋によると大蔵省幹部は9日、Ekran幹部と会談、追加補償を行う政府の意向を伝えた。伝えられるところでは政府は約6億Mドルの補償を計画しているとされ、その大部分がEkranに支払われる見通しだ。
マレーシア政府は昨年Ekranに対し、既に着工したプロジェクトについて2億7000万Mドルの補償を行う方針を発表していた。
マハティール首相は8日、政府によるバクン・プロジェクト接収に伴う補償問題が解決し、Ekranとの間の関係契約が調印され次第、規模を縮小して同プロジェクトを復活されると語っていた。(STAR,LZ:6/9,BT:6/10)
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