1999-06-10 ArtNo.19422
◆<印度>需要と価格の軟化が鉄鋼会社のボトム・ラインに打撃
【ニューデリー】低調な需要と価格の低迷に加え、高金利と高い原価償却率が鉄鋼各社の1998/99年度ボトム・ラインに甚大な打撃を与えたようだ。
スチール・オーソリティー・オブ・インディアLtd(SAIL)は1995/96年度には1319クローの利益を計上していたが、今回は1573クローの損失に転落した。
地場鉄鋼大手8社(SAIL/Tisco/Essar/Ispat/Jindal Vijaynagar/Mukand/Jindal Strips/Lloyds)の1998/99年度の総合業績は前年度の523クローの利益から1989クローの損失に後退した。
生産量の拡大に関わらず、鉄鋼会社の総売上は前年の2万8983クローから2万8549クローに下降した。
国内の鉄鋼消費量は2340万トンと前年比3%アップ、内平鋼が1217万トンを占めた。タタ・スチールとSAILのボリューム販売は拡大したが、EssarとIspatのそれはやや縮小した。(ET:6/8)
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