1999-06-10 ArtNo.19413
◆<星>アライド・コンポーネンツにセスダック登録認可
【シンガポール】プラスチック射出成形会社から電気電子部品の契約製造にシフトしたアライド・コンポーネンツ・インターナショナルは、セスダックへの登録を原則的に認可された。
公開公募(IPO)は1カ月以内に実施される見通しで、公募幹事はDBSバンクが務める。IPOにより調達した資金は、主に同社売上の70%に貢献するマレーシア業務の拡張に充当される。創業者のOng Ah Whatt重役(MD)は、セスダック登録により同社のイメージが向上、多国籍企業からの契約獲得が容易になると語った。ちなみに目下同社の顧客の大部分は日系企業。
昨年、地元未上場企業番付“エンタープライズ50”の23位にランクされた同社の中核業務は継電器、トランス、モーター、イグニションなどに使う精密コイルの生産で、収入の70%を占め、プリント基板、家電およびコンピュータ周辺機器関連の契約製造が同20%を占める。最大顧客はパナソニックで、エプソンがこれに次ぎ、売上の90%を日本の大企業が占めている。(ST,BT,LZ:6/8)
|